長崎で紳士服の職人をしていた。太平洋戦争末期に長崎に原爆が落とされ家も仕事も失い、岸和田の知り合いを頼って大阪に出てきた。糸子のお金で隣町に紳士服屋を出すことをきっかけにふたりは別れ、そこから生涯会うことはなかった。